ネットでの風評被害による企業への影響

ネットでの風評被害による企業への影響

1.ネット上で会社の内部情報を流す社会

私は以前販売職で働いており、人数の多い職場だったので挨拶を交わすだけの従業員もいました。平均年齢も高かったのでSNSやパソコンの話をすることは多くありませんでした。しかし、突然上司からネット上に職場の誹謗中傷を書き込んでいる従業員がいるようだ、と朝礼で言われました。まさかとは思いましたが、有名掲示板を覗いてみると会社名こそ出ていませんでしたが、内容を見ると私の職場だとわかるようなものでした。

少し考えれば個人名がわかるニックネームを使って悪口が書かれていたり、上司の指示が不満だったのかその指示への暴言が書かれていたりしました。確かに納得いかない指示もありましたが、ネット掲示板に書き込む人が同じ職場にいるなんて思ってもみなかった事なので驚きと同時にショックを受けました。

2.誹謗中傷を見て変わった職場の雰囲気

ネット掲示板に誰かが悪口を書き込んでいるという噂が流れましたが、匿名だったので誰が書き込んだのかはわからず、犯人探しのような会話を耳にすることが増えました。表向きは普通に話していても、その場に居ない人の噂話をしている人がいて職場の雰囲気は変わっていきました。

上司は、気にしないで仕事をするように指示しましたが、皆が疑心暗鬼になっていると感じました。その後も書き込みがあったのでその話題は途切れることもなく続いていき、段々と書き込みがあった事を報告し合う人もでてきました。皆いい人であると思っていたのですが、裏では不満があり、悪口を匿名でネット上に書き込んでいると思うと怖くなってきました。

書き込みに釣られて他の人も誹謗中傷するようになり、人の裏側とネットの恐ろしさを感じ、更に、以前より気持ちよく仕事をすることが出来なくなりました。

3.ネット上の誹謗中傷に対して企業が行ったこと

SNS上に個人情報や誹謗中傷が書き込まれることは度々ニュースになるので知ってはいましたが、自分の周りで起こるとは思いませんでした。最初は上司も放っておいたのですが、継続して書き込みがある上にどんどん広がっていたので朝礼や会議で何回も口酸っぱく注意していましたが、あまり効果的ではなかったと思います。

以前は無かったのですが入社時、契約更新時、コンプライアンスマニュアルに署名する事になり、ネット利用についての冊子も配られるようになりました。一度書き込まれるとどんどん広がっていくのでこうした注意喚起は必須であると思いました。不満を言い出せない職場の雰囲気もあったと思うので、コミュニケーションを増やし、ルールの徹底が必要であると感じました。